みなさんこんにちは。文系女子SEのほりごたつ(@horigotatsuSE)です。
と悩んでいませんか?
今回紹介する1冊はコチラ。
「期待以上に人を動かす伝え方」沖本るり子
本書では「人を動かす」ための伝え方について
今すぐに実践できるテクニックが述べられています。
基本的には「人に動いてもらう」ことにあるよね!
人を動かすためにはどのような伝え方をすればよいか、
ポイントが見開き1ページにまとまっていてわかりやすく書かれています。
それではさっそく本紹介に移っていきましょう!
部下への伝え方1.「伝えたつもり」では人は動かない
仕事をしていると、「言った」「言ってない」の水掛け論がよくあると思います。
このような「言った」「言ってない」の原因が
「伝えたつもり」になっていることにある、と本書では述べられています。
不意打ちをしない
たとえば、
ダラダラダラダラなんとかかんとかで・・・・
これってどう思います?
と話しかけられるのと、
○○の件で相談なんですが。
と話しかけられるのを比べてみると、
後者の方が何の話題でこれから話されるのか
を相手が理解した上で相談に乗れることが分かります。
小難しい言葉を使わない
本書では、小難しい言葉も理解度に差を生み、
「言った」「言わない」の議論につながってしまうと述べられています。
SEの仕事だと特に、
案2の方でフィックスしたから。
などなどカタカナ用語が多いですよね。
人によっては分からない場合もあるかも。
人によっては分からない言葉を使ってしまうと、
「そんなこと言ってなかったよな」と思われてしまったりして
「人を動かす」伝え方にはなりません。
部下への伝え方2.人は気持ちがプラスのときに期待以上に動く
みなさんは、どのようなときに「動こう」と思いますか?
たとえば、子どもの頃親から「勉強しなさい!」と言われてたとき、
言われたとおりに勉強することができたでしょうか?
本書では、
「気持ちがプラスになる」ときに人は動くとしています。
たとえば仕事で部下にやってほしいことを伝えるとして
と伝えてしまうと、
とマイナスに捉えられる可能性も高いですよね。
このように気持ちをマイナスにしてしまうと、
なかなか期待以上に動いてもらうことは難しくなってしまいます。
そこで、
お客様に提出する重要な書類につながるからミスの少ないアナタにお願いしたくて。
と伝えるとどうでしょう。
と先ほどの指示よりも相手の気持ちをプラスにできますよね。
このように「相手の気持ちをプラスにする」ためのポイントが本書では述べられているのですが、
その中でも私が重要だと思ったものを抜粋してお伝えします。
ダラダラ話さない
相手軸で話す
共感する
ダラダラ話さない
みなさんの周りに、ダラダラ話す人、いませんか?
そのような話し方をする人に対してどう思うでしょうか?
何が言いたいの?と思われてしまうと、
相手の気持ちをプラスにはできないですよね。
そう思われないためにも、以下の2点を意識しましょう。
ダラダラ話さないために
・間をうまく使い、淡々とした話し方にならないようにする
→聞き手の期待感を煽るような抑揚を意識する
・言いたいことを濁さないようにする
→「なんとなく察してよ」では動かない。どう動いてほしいかをきちんとお願いする
相手軸で話す
2点目が「相手軸で話す」ということ。
たとえば年間目標などを共有する会議があったとして、
と「ぜひやらせてください」と言ってくる人、たまにいますよね。
これは本書でいうと「自分軸」の話し方だそうです。
回してみたい、という理由にあたる部分が自分の都合ですよね。
ではどうなると「相手軸」になるのか。
チームにノウハウを蓄積する意味で自分にやらせてください。
根拠部分を変えただけですが、
こういわれると「なるほど、彼に頼めばノウハウを残してもらえるのか」と
相手側もメリットを感じられますよね。
このように、
「相手にもメリットがある」ことを示す
=相手軸で話す
ことが「相手の気持ちをプラスにできる」ことにつながります。
共感する
そして最後のポイントが「共感する」
そう思っている方に朗報です。
考え方が違うから共感できない、は
本書では「共感できない」ではなく「同感」できない、だとしてます。
同じ思いになることが「共感」ではなく、
考え方が違っても、その思いを理解することができなくても
「受け止めてあげる」ことができればそれは「共感」になるのですね。
本書では共感するためのポイントとして3点あげています。
①行動を見る
このような話をされた場合には、
と行動に対して「受け止めてあげる」ことが必要。
くれぐれも
と自分の話にすりかえてはいけません。
②思考を見る
このような話をされた場合には、
と思考に対して「受け止めてあげる」ことが必要。
③感情を見る
このような話をされた場合には、
と感情に対して「受け止めてあげる」ことが必要。
「繰り返してるだけじゃん」と思うかもしれませんが、
案外それだけで「受け止めてもらえた!」と
相手の感情がプラスになるそうです。
共感するためのポイント
・行動を見る
・思考を見る
・感情を見る
部下への伝え方のポイントは「相手の気持ちをプラスにすること」
いかがだったでしょうか?
特に共感するためのポイントはすぐにでも実践できそうですよね。
個人的には「相手の気持ちをプラスにする」というところが印象に残りました。
みなさんもぜひ読んでみてください。
今回の記事が気になった方は、
以前書評記事を書いたコチラの本についても読んでみてくださいね!
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