みなさんこんにちは。文系女子SEのほりごたつ(@horigotatsuSE)です。
と漠然とした不安を抱えたりしていませんか?
今回紹介する1冊はコチラ。
本書は、リクルートグループで
成果を出しつつ「残業しないチーム」を実現してマネージャーとしても全国トップ表彰を受け、
現在はその経験を活かしてリーダー研修などを行っている筆者が
リーダーの行動を徹底的に観察して得た独自の「任せ方」
をもとにリーダーがやるべきことについて述べている一冊です。
それでは今回も書評に移っていきたいと思います!
リーダーが読むべき書籍といえる理由1.リーダーが考えるべきことが網羅
この本をリーダーにオススメしたい理由ですが、
1つめがリーダとして考えるべきことが網羅されているということ。
その中でも私が「なるほど」と思った部分、以下2点を抜粋してお伝えします。
リーダーが考えるべきこと
①年上部下について
謙虚に学ぶ姿勢は忘れない
→年上部下の強みを最大限に発揮する方法を考える
②仕事の任せ方について
放任しない
→任せた仕事の具体的な内容や状況を把握し、自分ができるアプローチを考える
年上部下との接し方
「年上の部下」が増えているのは、あなたの職場だけではありません。
課長に絞ってみてみると、なんと年上の部下を持つ課長は過半数(50・9%)になっているのが、現状。
(中略)
その一方で、年上の部下との接し方に悩むリーダーは少なくありません。
特に、仕事ができる年上の部下を持った時ほど、その傾向は顕著です。
年功序列だけでなくなってきた現在、
年上の部下をもつことも珍しくはないようです。
年上の部下はなかなかやりにくいですが、
その状況できちんと自分の上司としての価値を見出せるかが
リーダーのポイントと言えそうですね。
本書では、年上の部下を持った際の立ち回りについて
以下のように述べられています。
逆(部下)の立場からも考えると、シンプルな法則が見えてきます。
「年上の部下」は、どんな年下上司がやりやすいと考えているのか、です。
(中略)
仕事をしやすい年下上司の上位は「謙虚な姿勢」「人の意見を柔軟に受け入れる」ことだと言います。
一方で、やりにくい「年下上司」の上位は、「人の使い方が下手」「知識・知見が少ない」「人の意見を受け入れない」「人望がない」ことだと言います。
(中略)
自分の経験や、ましてや立場で勝負するのは、もはやリーダーではありません。
年上部下の「強み」を借りながら、チームのパフォーマンスを最高に引き出すのが、これからのリーダーの条件。
相手の事情も鑑みずにつまらない仕事ばかりお願いしたり、
仕事を振ったにも関わらず質問すると
と言ったり。
こんなやりざまの年下上司になっていませんか?
・部下だからと雑な仕事を振る
・手を動かしてもらう駒として利用する
・自分は手を動かさないからと振った仕事の内容をあまり知らない
まだ)5年目だから、もちろん自分よりベテランのオジサンに指示出しすることもある😔
そのとき気を付けてるのは2つ
☑️軽い交換条件
☑️強みを引き出すアサイン「これ得意だと思うのでお願いしたくて」
「代わりに今持ってるそれやりますよ?」私と仕事するメリットを感じてもらえるような心掛け✨
— ほりごたつ@文系女子SE×ブログ (@horigotatsuSE) February 6, 2020
部下への仕事の任せ方
これも悩む人は多いのではないでしょうか。
本書では以下のように述べられています。
「任せる」と「放任」の違いは2つだ、ということです。
任せる上司は、この瞬間、部下がやっている作業を「具体的」に答えられるが、
放任する上司は、「曖昧」にしか答えられない。任せる上司は、部下が感じる〝不便・不安・不満″を「事実」で答えられるが、
放任する上司は、「憶測」でしか答えられない。
これは私も以前から思っていたこと。
柔軟性がない人はどこかでコケる
「管理者たるもの手は動かさぬべし」みたいな考えにとらわれて、テストの人手不足でテスターがみんな残業してる状況でもしれっと帰ってる案件責任者いるけど🤔
そういう案件はだいたい炎上する。
データ準備とか環境整備とかできることやる柔軟性って大事よね🤔
— ほりごたつ@文系女子SE×ブログ (@horigotatsuSE) February 17, 2020
という気持ちもとても分かりますが、
確認に徹するといっても作業が滞っていたら元も子もありませんよね。
部下がどんな状況かを具体的に把握し、
そこに対して自分ができる範囲でアプローチすることは必要です。
リーダーが読むべき書籍と言える理由2.リーダーの動き方が分かる
そして2点目は、リーダーの動き方が分かるということ。
これも私が「すぐにでも実践しよう」と思った2点を抜粋します。
リーダーはビジョンを示すべき
1点目が「ビジョン」について。
とリーダーなら誰しもが思うことでしょう。
ですが、
そう、最終的な決定事項には責任をとらないと、
「その意見を言ったメンバ」が責任を負うことになったり。
まさしく前述の「放任」になってしまいかねません。
そこで本書では、リーダとしての振る舞いについて
「トップダウンとボトムアップ」というキーワードを用いて以下のように述べています。
トップダウンとボトムアップの使い分けを知ることです。その際のポイントが、これ。
やるべきこと(方針)はトップダウンで決め、
やり方(方法)はボトムアップで任せる。
(中略)
方針、やるべきことは、リーダーがトップダウンで決めるからこそ、部下のボトムアップを効果的に引き出せるわけです。
メンバの力を借りるためにも、
方針、すなわちビジョンを提示し、そこに責任を持つこと。
これがリーダの動きかたとして必要なポイントです。
リーダーは流儀を持つべき
2点目が「流儀」について。
本書では以下のような例が挙げられています。
NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』という番組では、各界の第一人者たちが自らの「流儀」を語っています。
・”当たり前”を否定すること(IT技術者 及川卓也氏)
・圧倒的な結果を残すこと(プロ野球選手 イチロー氏)
・100-1=0と考えること(ホテル総料理長 田中健一郎氏)
と思うかもしれませんが、
これを自分の中で考えることこそが、リーダーには必要なのです。
本書では以下のように述べられています。
「仕事は面白くする」ものです。
面白さを教えるのではなく、面白くする方法を教えるのが、上司の役目。
(中略)
では、リーダーは、どうやって仕事を面白くする方法を教えればいいのでしょう。
オススメの方法があります。
あなたの「仕事の流儀」を伝えるのです。譲れないこだわりです。
この本を読んで人望あるリーダーを目指そう
ブログで引用した他にも、リーダーが読むべき内容が
いくつも盛り込まれています。
今の立場を変えたい、今のチームを変えたい、もっと頼られるリーダーになりたい、
そう考えている人はぜひこの本を読んでみてください。
一歩踏み出せれば何かが変わるかもしれません。
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