みなさんこんにちは。ほりごたつ(@horigotatsuSE)です。
と悩んでいませんか?
今回紹介する1冊はコチラ。
「アウトプット大全」樺沢紫苑
こちらの本では説明・アイデア・そして雑談まで含めた「アウトプット」について
効率化する方法を脳科学に基づいて説明しています!
「成果物」だけじゃないのね!
びっくりするようなアイデアをアウトプットするコツが書かれており、
発想が変わること間違いなしです!
それではさっそく本の内容に触れていきますね!
アウトプットとは
この本では、アウトプットの重要性について述べられています。
アウトプットについて本書では以下のように記載されています。
インプットとは、頭の中に情報を入れる、つまり「入力」すること。
アウトプットとは、脳の中に入ってきた情報を脳の中で処理し、外界に「出力」することです。(中略)
インプットすると、脳の中の情報や知識が増えます。しかし、インプットだけでは、現実的な変化は何ひとつ起きません。
一方、アウトプットは「行動」です。アウトプットして初めて、現実世界に対して変化や影響を与えることができるのです。
たとえば、「教えた方が理解が深まる」という話、聞いたことありませんか?
本書によれば、「教える」という「アウトプット」をすることで
さらに自らの脳が刺激され、自身の成長につながっているとのこと。
今回は本書を読んで私が意外に思ったことや
さっそく実践してみようと思っている点にしぼりつつ
内容をご紹介できればと思います。
アウトプットのスタート:話す
本書では、アウトプットのスタートとして「話すこと」を挙げています。
「話し方」のコツについて説明してあるのですが、その数 30 個!
どれも図解があって分かりやすく、実践につなげやすいものばかり。
ちなみに私が読んだ中で、「以外と実践できてないかも。。」と思ったのは以下の3つ。
ほりごたつがあまり実践できていなかった話し方のコツ
ポジティブな内容を3対1以上の割合で話す
自分の中に基準を置いて断る
伸ばしてほしいところを具体的にほめる/相手のために叱る
ポジティブな内容を3対1以上の割合で話す
普通に社会人として働いている人なら、会社への愚痴、上司への不満…etc。。
ありますよね?
そういった気持ちを「悪口」として吐き出すことにあまりメリットはないみたいです。
私も自分のことを思い返してみると、
同期とランチしている時の会話の中で
結構悪口を言ってしまっていた気がします。。
悪口を言って気持ちがスッキリするかと思いきや、
たいていの場合はストレスホルモンが増え、よりネガティブな感情が沸き起こるのだそう。
悪口を言いながらだんだんイライラが復活してきたことあるかも。。
自分の中に基準を置いて断る
特に断るという点に関しては個人的には結構苦手で、
あまり気が乗らないイベントでも参加してみたり
「これ私以外でもできるよな」と思う仕事を引き受けたり
断れなかった結果、結構自分の時間を失ってきました。笑
断れなかった裏には
などの思い込みがあったのですが、
「断る=それほどに依頼が殺到していると思われる=依頼が増える」
という関係を読んで断ることの重要性に納得しました。
また、自分の感覚に任せて断っていると
伸ばしてほしいところを具体的にほめる/相手のために叱る
「褒めること、叱ることもアウトプットなの?」と驚いたのですが、
自分が「こうした方がいい」と思うことを伝える、
そのために褒める・叱る、という意味では立派なアウトプットだそう。
褒めるにしても、叱るにしても
「気づきを与える」ことがポイント、と述べられていました。
褒めるときも、「気づきを与えること」を意識して
「具体的にほめる」こと。
たとえばテストケースを褒める場合でも
と褒めるのではなく、
モジュール間インターフェースやサブルーチン観点が網羅されててイイネ!
と褒めた方が、言われた側に気づきを与えることができます。
(セリフがSE丸出しなのはご勘弁ください。。)
「確認すべきポイントはここで、今後も逃しちゃいけないな」って気づけるかも!
叱る場合も同様で、
と叱るのではなく
と、原因の深堀をさせる叱り方をすることで「気づき」を与えることができます。
アイデア力を高める:書く
次の章では、一般的にアウトプットのイメージがある「書く」
といっても本書で触れられている「書く」はアウトプットの書き方のコツではありません。
「書く」ことによって、アイデアを引き出す、能力を引き出す。
やるべきことにむかって進んでいくための「書く」コツについて述べられています。
私が読んだ中で、「以外と実践できてないかも。。」と思ったのは以下の3つ。
意外だったアイデアをひらめくコツ
落書きをする
気づいたら30秒以内にメモ
ぼーっとする
アイデア力を高めるコツ1.落書きをする
めちゃくちゃ意外だったのですが、
落書きをすることで感情が刺激され記憶が強化されるとのこと。
感情が刺激されるとどうして記憶の強化につながるのか?
落書きをして成功を遂げた偉人は?
などなど書きたいことはたくさんあるのですが、それは実際に読んでみてください。笑
行き詰まりを感じたら落書きをしてみるのも良いそうです。
(さっそく実践しよ・・・!)
アイデア力を高めるすコツ2.気づいたら30秒以内にメモ
人は「気づき」を得た時、脳の神経回路がつなぎ変わるそう。
この瞬間、脳内では新しい回路につなぎ変わって
数秒前とは違う自分に「自己成長」している状態になります。
・・・がそれも一瞬。
新しい回路は30秒~1分すると元にもどってしまうので、
どんなに素晴らしい気づきを得てもすぐに忘れていきます。。
いつ気づきを得てもいいように、メモをさっと取れる準備が大切ですね。
アイデア力を高めるコツ3.ぼーっとする
結構これも意外だったのですが、
人間の脳はぼーっとしている間にも
想像や整理などさまざまな仕事をしているそうです。
「空いた時間はスマホから情報を得よう」という人が増えてきていますが、
実は脳が整理を行う時間を妨げていることになります。
アイデア力を高める書き方のコツ
あとはブログを書く上で欠かせない
・速く書くコツ
・わかりやすく書くコツ
にも触れられています。
本書で述べられている「書く」コツは以下の3つ。
分かりやすく&速く書くコツ
構成を決めてから書く
構成を決めてから書くことでまとまりやすい文章を書くことができる、
これは誰でも納得できる話かな、と思います。
時間についても最近各所で言われている話かと。
時間があればあるほど作業時間が膨らむ、とも言いますし。
何より脳が「決められた時間の中でやる」ようにトレーニングされるので
時間を決めて書くことが大切だそうです。
自分の書いたものは読んでもらって気づきを得ていかないと!
アイデアをアウトプットする:行動
「話す」「書く」についてここまでまとめてきましたが
いくらインプットしてもアウトプットしなければ意味がないのは
ここまでで述べてきた通りです。
最後に結果につなげるための「行動」について述べられています。
行動についても20個ほどの視点で述べられているのですが、
私がさっそくやってみよう!と思っているのは以下の3点。
行動の指針
目標の細分化
アイデアをアウトプットするために1.目標の細分化
目標を掲げるのは良いですが、
到達への道筋が見えないと断念しがち。
食事面は甘いモノは週1回におさえる…
アイデアをアウトプットするために2.ワクワクする方を優先
本書内ではチェスプレーヤーを使った実験を取り上げています。
結構意外だったのですが、
直感で選択したものと、じっくり時間をかけて選択したものは
86%ほど一致する、という実験結果だったそうです。
つまり最初に選んだ方はだいたい正しいということですね。
自分の直感を信じて「最初に思いついた方」を優先する
それでも迷いそうな場合は
「ワクワクする」選択肢を選ぶようにすると、
ドーパミンが増え、パフォーマンスもアップし
結果的に成功につながりやすいみたいです。
アイデアをアウトプットするために3.ブラッシュアップを重視
これはSEとして仕事をしていても、
ブログを書いていてもそうなのですが。。
完璧に仕上げて世に送り出そう!と思いがちなんですよね。
しかし、
初めから満点を目指してしまうと、「通しでの完成」までに時間がかかり、
結果的には直しやブラッシュアップにとれる時間が少なくなってしまいます。
はじめは30点程度でいいので「まず完成させる」
そこから直しやブラッシュアップに時間を費やす、という方法が
完成させるという点では大切なんですね。
通しでの完成と、直しやブラッシュアップの比率は
5対5が理想だそうです。
「アウトプット大全」を読んでアイデア力を高めよう
いかがだったでしょうか?
全体的に1内容が見開き1~2ページでまとめられていて
図解もありかなり読みやすくわかりやすいと感じました。
そして何より「意外!」と思えるような内容が多く
実践しやすそう且つ「実践してみたい」と思える内容が詰まっていました。
今回この記事でお伝えしたのはほんの一部にすぎません。
ほかにも実践しやすい内容が詰まっていますので、
特に「アウトプット」が重視されるSEの方々にはぜひ読んでいただきたいです。
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