みなさんこんにちは。ほりごたつ(@horigotatsuSE)です。
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と悩んでいませんか?
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今回紹介する1冊はコチラ。
「はじめてのロジカルシンキング」渡辺パコ
突然ですが、みなさんは
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などと言われた経験はありますか?
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どう論理的に考えるか、論理的に考えた結論をいかに明確に伝えるか。
日々悩んでいる会社員の方も多いでしょう。
それを解決するのが「ロジカルシンキング」
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今回ご紹介するこの本は「ロジカルシンキング」について
初心者にも分かりやすい3ステップで構成されており読みながら実践しやすいです。
今回は読みながら実践しやすいということを伝えるために
私が実際に業務でぶち当たっている
「初期化漏れの再発防止」について実際に考えてみたいと思います!
まずは「イシュー」を考える
と言っても
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という方もいるでしょう。
イシューとは「疑問」のこと
まずは「イシューとは何か」について。
・いま、考えたいこと
・いま、議論したいことを「主語+述語」の形にした疑問
イシューはズバリ「疑問」です。
今何を考えなければならないか、
今は何を議論すべきなのか。
ここが整理できていないと、どんなに議論が理論的でも結論は出ません。
たとえばバグの分析について話をしているとして
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まずは誰がどういう役割で事象が発生したか整理しよう!
こんな風に仕切ってくれる人、いますよね。
とてもありがたいですが、
「イシュー」がない状態で仕切ろうとすると
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よし!事象の整理ができた!
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今って整理をしたかったんだっけ?
ということになりかねません。
先に問を立てて、そこに対して結論を述べる。
この過程が「考える」ことだ、と本書にはあります。
イシューは主語+動詞の形に
イシューは「主語+動詞」の形である必要があります。
たとえば先ほどの本番障害の話に関して
案件を主語にして考えてみると
本番障害
は
どれくらいの影響か
どうして起こったのか
どうなくしてみるのか
などなど
少し考えただけでもいろいろな述語が浮かぶことが分かります。
つまり、きちんと主語+述語の状態にしておかないと
そもそも問を挙げる時点でブレるということです。
そのブレをなくすためにも、
イシューは主語+述語の形にしておく必要があります。
今回は冒頭でお伝えした通り、初期化漏れについて分析してみたいので
SEなら耳が痛いかもしれない
「初期化漏れで本番障害が発生したら再発防止はどう対策するか」
について本書を読みながら一緒に考えていきたいと思います!
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ピラミッドストラクチャ
イシューを立てたら、ピラミッドストラクチャを作ります。
ピラミッドストラクチャとは「ネタ」のこと
まず本書では以下のように述べられています。
ピラミッドストラクチャというのは、下のほうが数が多く、上にいくにしたがって少なくなるような、三角形の図のこと。
(中略)
図ができたら、それを元に文章やパワーポイントのスライドをつくり、
これらを使ってプレゼンテーションしたり、説得したりするわけだ。
ピラミッドストラクチャと聞いてもピンとこないかもしれないですが、
こんな図のことになります。
できるだけ下から上へ考えるのが基本です。
それぞれの要素を説明すると、こんな感じ。
メインメッセージ・・・・・イシューに対する断定。「Why~.(なぜなら)」
イシュー ・・・・・・・・メインメッセージにたどり着くための疑問。「So What?(要するに何?)」
キーラインメッセージ・・・メインメッセージを理由づけるネタ
つながりは上下、左右は切り離し
上記の図を使って、イシュー「初期化漏れ」を図に当てはめてみます。
図を見ていただくとわかる通り、
上はメインメッセージ、下はそれを理由づけるキーラインメッセージです。
そしてそのキーラインメッセージを理由づける事実や考え方があり・・・
と、下に行くほど内容は増えていきます。
一方、左右はキーラインどうしが並んでいることからもわかる通り、
別のネタが並びます。
・結論へと向かうためのネタ
・上にいくほどメインメッセージとなり数は少なくなる。
・上の要素を理由づける内容が下に書かれていくため、下にいくにつれて数は増える。
・よって上下の関係は結び付いている。
・横の内容につながりはない。
三度本番障害の話で例えてみましょう。
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こう指摘されたとします。
このとき、1つの観点でしか理由づけしていないと反論が難しいですが、
複数の観点で理由づけしていると
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レビュワーの見落としも原因の一つでは。
と、反論もしやすいですね。
このように様々な観点で理由づけするためにも、
左右はきちんと切り分けておく必要があります。
因果関係
左右の切り分けを意識して図に当てはめるとこのような形になりますね。
ピラミッドストラクチャでネタを集めたら、
いよいよそれらをつなげます。
ただ、そのときに注意しなければいけないのが、
きちんと矢印の向きを意識する
ということ。
基本的に、人間の脳内では矢印があらゆる方向を向いているのだと本書で述べられています。
たとえばこんな感じ。
彼はモテる
↓ ↑
仕事ができる人はモテる
どっちが原因でどっちを結論にしているのか、
分からなくなってきませんか?
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彼の例から「一般論」を導き出したいのかで変わるんだね
そのため、あくまでもピラミッドストラクチャをもとに
- イシューを意識し
- メインメッセージの理由づけとしてキーラインメッセージを挙げてみる
- それをつなげていく
という3ステップをきちんと踏むべきなのです。
最後に
いかがだったでしょうか?
たった3つのポイントをおさえるだけでもだいぶ論理的になった気がします。笑
本書では、それぞれの章の末尾に練習問題もついていて
ロジカルシンキングを練習したい人にもってこいな1冊です。
ちなみに私が本書でいちばん印象に残ったのは、
「論理は基本的に物分かりの悪い人のためにある」
という一説。
確かに物分かりが良い人にだったらこんなに頑張って論理的に説明しなくても
すんなりわかってくれそうな気がしてきますもんね。。笑
とはいえ働く中で説明力をつけたいと考えている方には
ぜひぜひ読んでほしい1冊です。
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