人を動かす力を身につけたいならこの本!「頭のいい説明「すぐできる」コツ(鶴野充茂)」

人を動かす力を身につけたいならこの本!「頭のいい説明「すぐできる」コツ(鶴野充茂)」

みなさんこんにちは。文系女子SEのほりごたつ(@horigotatsuSE)です。

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人を動かす力がない・・・
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部下が思うように動いてくれない・・・

と悩んでいませんか?

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それならこの本を読んでみよう!

今回紹介する1冊はコチラ。

頭のいい説明「すぐできる」コツ」鶴野充茂

本書では「人を動かす」ための説明について

今すぐに実践できるテクニックが述べられています。

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「伝える」ことのゴールって
基本的には「人に動いてもらう」ことにあるよね!

今回ご紹介するこの本は「ロジカルシンキング」について

人を動かすためにはどのような伝え方をすればよいか、

そのためのマインドやテクニックについて知ることができる1冊です。

この記事の内容

  • 人を動かすための「頭のいい説明」とは
  • 人を動かすための「説明力の上げ方」とは

それではさっそく本紹介に移っていきましょう!

人を動かすための頭のいい説明とは

みなさんは、「わかりやすい」説明と聞いてどのようなものが浮かぶでしょうか。

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きめ細やかで丁寧な感じかな。。?

「わかりやすい」と聞くと、

それだけきめ細やかで丁寧に説明している様子が浮かんできますよね?

しかし本書では、内容よりも「構成」が重要だとし、

「結論ではじまり結論で終わる」説明がわかりやすいとしています。

たとえばSEの仕事には欠かせないテストケース作成の話をするとして

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今回の案件は外部接続も含みますし、外部接続時には接続先の挙動確認も含めてバリエーションを豊富にすべきだと思うんですよね。
だから外部接続テスト時にはフル桁バリエーションも含めて確認すべきだと思っていて
・・・・
なんで内部の確認としてはDBアクセス部分を重視したテストケースを練るべきかと。。

これだと最後まで聞かないと結論が分からないですし、

途中のいろいろな情報が何につながるのかも分かりにくいまま聞いてしまうことになります。

それをこのように「結論ではじまり結論で終わる」形にすると

 はじめに結論

内部確認はフル桁など細かい表示バリエーションではなくDBアクセス部分を重視したテストケースにするべきだと思ってます。

 その根拠

というのも、今回の案件、最終的に外部接続テストがあって、そこでは外部接続先の挙動確認も要るんですよね。
そこで細かい表示確認をできれば良いと思っています。

 そして最後にまた根拠

なんで内部の確認としてはDBアクセス部分を重視したテストケースを練るべきかと。。

結論部分は一字一句変えていないですが、

結論をはじめに述べたことで、

もろもろの根拠だったりが「根拠」として伝わりやすくなりましたよね!

人を動かす説明には「不要な情報」がない

また、本書のタイトルでもある「頭のいい説明」ですが、

ポイントとしては「不要な情報がない」こと。

たとえば先ほど例に挙げた「テストケースの話」をするにあたって

必要な内容は集約してしまえば以下の2つです。

・外部接続テストで確認すべき内容

・内部で確認すべき内容

そのため、上記以外の情報は「不要」ということになります。

この「不要な情報」を極力削り、スッキリした内容で伝えること、

これがポイントです。

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たくさん情報が詰め込まれているのが「わかりやすい説明」ではないのね!

人は正論では動かない?

本書では「説明」について3段階あるとしています。

「説明」における3つの段階

 伝える

話し手が聞き手に情報を一方的に渡す段階。
もしかしたら聞き手はまったく別の内容でとらえているかも?

 伝わる

話し手が伝えた情報を聞き手が理解した段階。
「伝わって」はいるけれど、不十分。

 結果が出る

話し手が伝えた情報により聞き手の行動を促して成果につなげた段階。

つまり、説明とは最終的に「動いてもらう」ための説明でなければなりません。

「動いてもらう」ための説明として本書でもいくつかポイントが挙げられていたのですが、

その中で私の印象にのこったポイントをご紹介します。

それが「人は正論で動かない。「お願い」で動く。」というもの。

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設計書にはどうしてその対応に至ったかの「背景」も記載すべきだ。

「~べき」と、正しそうなことを言っています。

ただ、これを言われただけだと「、、、で?」と思う人もいるでしょう。

(多くの人は空気を読む気もしますが。。笑)

ではどうすれば動いてもらえるのか。

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設計書にはどうしてその対応に至ったのか「背景」も記載してほしいな。

末尾をお願いっぽくしただけですが、

こういわれると「なるほど、背景を書けばいいのか」と気づけると思います。

最終的に「動いてもらう」ためには

この「お願い」を要点絞って伝えることがポイントとなります。

人を動かすための説明力を上げるには

さて、人を動かす説明についてお伝えしてきました。

人を動かすコツ1.上司の予定を知る

本書では、「たった1分間で信頼されるコツ」として

上司の予定を知る」ことを挙げています。

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ほりごたつ
これ、実は私やってたわ。。笑

たとえば、

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ほりごたつさんすみません、
少しお時間よろしいでしょうか。

と話しかけられるのと、

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ほりごたつさんの予定的に今しかお時間がないと思って、、
少しお時間よろしいでしょうか?

と話しかけられるのを比べてみると、

印象が結構違うことに気づくかと思います。

信頼されるコツ

上司の予定を把握し、上司を気遣ったコミュニケーションを心がける

⇒上司の予定を把握することでこちらも予定を立てやすくなるし、
 上司に与える印象も変わるので一石二鳥!

このような「相手を気遣ったコミュニケーション」は

説明力を上げるための第一歩ですね。

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大切なのは相手を気遣う気持ち!

 

人を動かすコツ2.「本気」を伝える

本書では、説明力を上げることで「本気」を伝えることの大切さにも触れています。

個人的にありがちだと思っているのが、

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上長がこう言ってたので。。
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先輩に言われたんですけど。。

などなど、人からいわれて動いていることが全面に押し出ている発言。

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これだと、
この人が考えて正しいと思った末に起こした行動なのかわからないよね。。

「私はこう考えてこういう行動に至りました」

そこがしっかり説明できること、これが「本気を伝える」ことにつながります。

 

本気が伝わるとどうなるか。

そう、前述した通り「人を動かす」説明になるのです。

まとめ:人を動かすなら相手を先に好きになれ

いかがだったでしょうか?

特に説明力を上げるためのポイントはすぐにでも実践できそうですよね。

個人的には「人は正論では動かない」というところが印象に残りました。

これからは「人を動かす」ための「お願い」を意識していきたいですが、、

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ほりごたつ
いちばんいいのはやっぱり
「気づいて動いてもらえること」よね。

そのためには信頼関係が必要となります。

この信頼関係にむけて大切なポイントを本書から引用すると、

相手を先に好きになれ」という一節になると思います。

これは相手を気遣うコミュニケーションの延長線上にありますね。

まずは動いてもらいたい人、伝えたい人に向けて

自分がその人を好きになること。それが大切です。

 

みなさんもぜひ読んでみてください。

 

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