みなさんこんにちは。文系女子SEのほりごたつ(@horigotatsuSE)です。
と悩んでいませんか?
というわけで、
今回は教育実習は教員にならないのに行っても大丈夫なのか、という疑問を解決すべく
実体験をもとに説明していきます。
この記事の信頼性
私自身、文学部卒の文系SEです。
中学・高校の国語教員免許も取得しており、
中学と高校それぞれ2週間ずつ教育実習へいった経験もあります。
教育実習に教員にならないのに行った経験
それではさっそく、私の経験談についてお伝えしますね。
事前の打ち合わせで教務主任から注意を促された
まず事前打ち合わせのようなものが教育実習の1ヶ月前くらいにありました。
そこで実習先の学校の教務主任から告げられたのが以下の言葉でした。
もし教員以外になる予定あるならもう一度考え直した方がいい。
そう、教員免許って10年経つと更新を迎えるんですよね。
そして教員以外になるということは、更新自体をおそらくしないということ。
10年後には失効するってこと。
教務主任は「考え直した方が良い」とやんわり言ってくれましたが、
一般企業に内定もらっておきながら教育実習にいくということは
教育現場にとっても、そして学生にとってもあまりメリットはないということです。
私自身は大学3年で就活を迎えるまで
教員の道を目指すか、それとも一般企業を目指すが決めかねていました。
それもあって「念のため」のような気持ちで教員免許は諦めなかったのですが、
本来であればもう少し早めに決めておくべきでしょう。
実際、私が教育実習に行ったのは
- 高校・・・大学4年の6月
- 中学・・・大学4年の10月
だったので、高校の教育実習に行く時点では教員採用試験真っただ中。
私以外のほとんどは教員一本でいこうとしている人ばかりだったので
一般企業に内定を貰った状態で参加していた私は非常に申し訳ない気持ちになりました。
私のように直接注意を促されない人もいるかもしれませんが、
教育現場にとって教員志望以外の学生を受け入れることはメリットはあまりないことを
心にとどめておくべきでしょう。
教育実習自体は通常通りいろいろ教えていただいた
とはいえ実際に教育実習が始まると、
私のことを「教員以外に進むから」と適当な態度の先生はおらず
時に厳しく、時に優しくいろいろなことを教えていただけました。
最初だけ担当の先生の授業を見学させてもらって、
その次からはさっそく自分の授業を実施。
授業の進め方や板書の構成まで細かにいろいろと指導いただけましたね。
行くからには教員の道を目指す学生と同じ気持ちで
しっかり頑張ることが必要です。
逆にそこの真摯さがあれば、一般企業に内定もらった状態で教育実習に行ってもそこまで問題ではないでしょう。
教育実習で気を付けること
さて、続いて
一般企業に内定を貰った状態で教育実習に行くときに
気を付けることについてお伝えしていきます。
教員にならないからと適当な態度で臨まない
当たり前のように思えるかもしれませんが、
教員を目指す学生以上に真摯な態度で臨まなければいけません。
私が中学の教育実習でやってしまった失敗談をお伝えしますね。
中学の教育実習は大学4年の秋。
教員採用試験を受けているのであれば結果は出ている時期であり、結果について聞かれたので
正直に一般企業に行く旨を伝えた状態で2週間過ごしました。
教育実習最終日の前日
この日、私は「研究授業」なる教育実習の集大成を控えていました。
朝早く登校し、家で印刷してきた研究授業の指導案を
学校の印刷室で職員室の先生方に配るために刷っていました。
確かに先生全員分の30部を印刷したはずだったのですが
担当の先生からは「なんで準備できていないんだ」とだいぶ叱られました。
(そのあと印刷室から30部見つかったので、これは完全に私のミスでした)
実際、研究授業自体はとてもうまくいき、
最後に教頭先生と担当の先生との3者面談でも
担当の先生は私のことをフォローしてくださいました。
教育実習最終日
そして教育実習最終日。
この日も私は1つ授業が残っていました。
もちろん研究授業が終わったからと気を抜かず、いつも通り準備したのですが・・・
授業で担当の先生が「これは説明しておいてほしい」と思っていた内容を
あまり説明できていなかったんですね。
また、この日は最終日ということで
大学側から課せられた実習日誌の最終感想をA4の冊子に2ページほど手書きしなければならず。
担当の先生を20時近くまで待たせてしまったんですね。
研究授業日朝のミス+最終日の授業ミス+先生を待たせる、で先生激怒
そして20時近くになって先生に実習日誌を提出しに行くと、
前日からの積み重ねもあって先生は激怒。
と始まり、
と今まで溜めてたものを吐き出すかのように
怒涛の罵声が続きました。
という言葉で私の教育実習は幕を閉じました。
この経験でわかったことは
教員にならない教育実習生をよく思わない先生は必ずいるということ。
ちょっとしたミスでも「一般企業に行くから気が抜けている」と思われかねないということです。
私自身はもちろん真摯に取り組んでいたつもりですが、
教員になる教育実習生以上に気を引き締めていかないと大変なことになります。
教員にならないことを生徒には言わない
あとはこれも重要かと。
若い先生がくるからかもしれないですし、
普段とは違う先生の授業が新鮮なのかもしれませんが、
結構教育実習生は人気です。
「あの実習生みたいになりたい」と
教師を目指す生徒が現れるかもしれません。
そんなときに
と言われたら生徒はどう思うでしょうか。
生徒の多くは 実習生=先生になる人 だと思っています。
中には「先生頑張ってね」と言ってくれる生徒もいます。
その生徒たちにわざわざ自分の素性を明かすのは
実習生としていくうえでのマナー的によくないのかな、と私は思います。
まとめ:教育実習は教員にならなくても行ってOK。ただし真摯さを忘れないこと
ここまでの内容をまとめると以下の通り。
教育実習で気を付けること
<結論>
教員にならないのに教育実習に行くのはタブーではない
そういう学生がいることも先生は理解しているので、教員にならないことも黙っていなくてよい
<注意>
教員にならない実習生を受け入れるのは教育現場にも学生にもメリットがないことを忘れない
<意識すること>
準備を厳重にして真摯さを忘れずに取り組むこと
生徒には教員にならないことを言わないこと
くれぐれも気を引き締めて、
そしてたくさんのことを吸収してきてください。
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