PREP法とは?例文を挙げて説明

PREP法の例文を文学部卒現役SEが挙げてみた

みなさんこんにちは。文系女子SEのほりごたつ(@horigotatsuSE)です。

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PREP法ってよく聞くけど、結局どういう感じ?

と疑問を持っていませんか?

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例文と一緒に説明しよう!

今でこそSEですが、元は文学部生。

今回はPREP法について例文とともに説明します。

この記事の内容

  • PREP法とは
  • PREP法を用いた例

 

この記事の信頼性

ほりごたつの国語力実績

私は文学部で日本語学を専攻し、日本語の文法を主に研究していました。

現在SEとして働く中でも論理性を求められるため、

今回はビジネスマンとして必要な論理的文章構成を、文学部の強みを活かしてお伝えしていきます。

PREP法とは

ライティング

それではまずPREP法とは何なのかを簡潔にお伝えします。

PREP法とは

文章構成方法の1つで、以下のような構成にすることで説得力のある文章になるというもの。

Point(結論)

Reason(理由)

Example(事例、具体例)

Point(結論を繰り返す)

PREP法はビジネスシーンで説得力のある文章を記述するために用いる文章構成方法の1つです。

始めに結論を持ってきてから理由を述べることで、結論が伝わりやすくなり、

さらに理由のあとに事例を持ってくることで納得感を与えられます。

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なるほど!スピーチなどでも使えそうだね!

そう、ビジネスシーンで相手にしっかり伝える文章を準備するのであれば

ぜひ意識しておきたい文章構成方法となります。

PREP法の例文

ライティング2

ではさっそくPREP法の例を挙げてみます。

PREP法の例文1.論説文

例えば論説文風に書いてみましょう。

 例文
LINEでのいじめへの対策として、全国各地で「LINE禁止」や「スマートフォン禁止」を掲げる中学校、高等学校が増加したという。
しかし、本当にLINEやスマートフォンを禁止したことでいじめは解決されるのだろうか。それだけでは一時的な緩和に過ぎず、抜本的な解決には繋がらない、と私は思う。

本当に大切なことは、相手の時間や場を考慮して気持ちを適切に伝えること、相手の反応に対して敏感になりすぎず、相手のことばをきちんと受け入れることだからだ。

LINEのグループトークでは、自分の発言を読んだ人が何人いるかを示す「既読」マークがつくという機能があるが、
「既読」マークが付いたにもかかわらず返信をしない相手に対して腹を立て、悪口や暴言につながっているという話もある。
もしかしたら相手はLINEを開いたまま別の用事に立ってしまっただけかもしれない、という相手の時間や場に対する考慮が欠けていたり、
相手の反応に敏感になりすぎて何も聞き入れられなくなっていたりする、というそもそものリテラシー能力の問題は一切解決されていないのだ。

簡素な表現で気軽な内容のモバイルコミュニケーションだからこそ、適切に情報を読み書きする「メディア・リテラシー」の教育をきちんと行わねばならないし、
「誰かを仲間はずれにする」ためではなく、「誰かと繋がる」ためのコミュニケーションツールとして、正しい使い方を授業の中で指導していくことも重要であると思われる。
学校側はLINEやスマートフォンを禁止する以外にも多様な対策が施せるはずである。

この例の構成は

まず「~と私は思う」という「主張」を結論として初めに持ってきています。

今回は全国各地の中高でスマートフォンを禁止とした対応についての考えを述べています。

Point(結論)

LINEでのいじめへの対策として、全国各地で「LINE禁止」や「スマートフォン禁止」を掲げる中学校、高等学校が増加したという。
しかし、本当にLINEやスマートフォンを禁止したことでいじめは解決されるのだろうか。それだけでは一時的な緩和に過ぎず、抜本的な解決には繋がらない、と私は思う。

そして、「なぜ抜本的な解決とは言えないと思うのか」の端的な理由を述べます。

Reason(理由)

本当に大切なことは、相手の時間や場を考慮して気持ちを適切に伝えること、相手の反応に対して敏感になりすぎず、相手のことばをきちんと受け入れることだからだ。

次に、「相手の時間や場を考慮できていない」「相手の反応に敏感になりすぎている」という「理由」で述べた内容の例を挙げ、

本当に大切なことができていない = 抜本的な解決とは言えない

という構造を作り出します。

Example(事例・具体例)

LINEのグループトークでは、自分の発言を読んだ人が何人いるかを示す「既読」マークがつくという機能があるが、
「既読」マークが付いたにもかかわらず返信をしない相手に対して腹を立て、悪口や暴言につながっているという話もある。

そして最後に、どうすれば抜本的な解決と言えるのか、を簡単に挙げながら

全国各地の中高でスマートフォンを禁止とした対応についての考えを再度述べます。

Point(結論)

「誰かを仲間はずれにする」ためではなく、「誰かと繋がる」ためのコミュニケーションツールとして、正しい使い方を授業の中で指導していくことも重要であると思われる。
学校側はLINEやスマートフォンを禁止する以外にも多様な対策が施せるはずである。

PREP法の例文2.報告

PREP法は文章構成方法ではありますが、口頭でさらりと報告したい時にも使えます。

(例が口頭でさらりと報告する内容ではなくなってしまったのですが)

 例文
今回の障害の再発防止策としては「有識者レビュー観点の明文化」を考えております。

今回の障害の根本原因は「レビューにて本来確認すべき観点を指摘できなかった」ことにあります。

有識者がレビューする際の観点が明文化されていないため、有識者レビュー以外は若手含めたレビュー担当者の観点に依存しております。
これにより、有識者観点では指摘可能な内容の指摘漏れが起きやすくなっているのが現状です。

早ければ来月にも、有識者レビューを明文化したチェックシートを用いた開発プロセスを導入することでレビュー体制を強化していく所存です。

この例の構成は

まず再発防止策を結論として初めに持ってきています。

Point(結論)

今回の障害の再発防止策としては「有識者レビュー観点の明文化」を考えております。

そして、「なぜそれが再発防止策となるのか」を述べるための理由を述べます。

Reason(理由)

今回の障害の根本原因は「レビューにて本来確認すべき観点を指摘できなかった」ことにあります。

再発防止策

Example(事例・具体例)

有識者がレビューする際の観点が明文化されていないため、有識者レビュー以外は若手含めたレビュー担当者の観点に依存しております。
これにより、有識者観点では指摘可能な内容の指摘漏れが起きやすくなっているのが現状です。

そして最後に、どうすれば抜本的な解決と言えるのか、を簡単に挙げながら

全国各地の中高でスマートフォンを禁止とした対応についての考えを再度述べます。

Point(結論)

早ければ来月にも、有識者レビューを明文化したチェックシートを用いた開発プロセスを導入することでレビュー体制を強化していく所存です。

PREP法で説得力のある文章を

今回は例文を挙げてPREP法を説明しました。

文章構成方法といいつつ、口頭での報告などにも使えるテクニックなので

説得力を上げたい、上手に話したい、というビジネスマンは明日からぜひ使ってみてくださいね。

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