失敗から学ぶ!「ミスしても評価が高い人は何をしているのか?(飯野謙次)」

失敗から学ぶために読むべき本!「ミスしても評価が高い人は何をしているのか?(飯野謙次)」

みなさんこんにちは。文系女子SEのほりごたつ(@horigotatsuSE)です。

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仕事で失敗するとどうしたらいいかわからない・・・
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失敗したくなくてミスして・・・の悪循環から抜け出したい

と悩んでいませんか?

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ほりごたつ
それならこの本を読んでみて!

今回紹介する1冊はコチラ。

みなさんは、仕事で失敗をしたときどうしますか?

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ほりごたつ
落ち込んだり、ヘコんだりするかな。。

 

私自身、結構仕事で失敗を重ねてきた過去があります。

↓私がやってきた失敗に興味がある方はコチラ

SE向いてないと悩んでいる方へ。現場SEの失敗談【文系女子SEの実体験】

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SE(システムエンジニア)の失敗は許されない?現場SEの失敗談【文系女子SEの実体験】

失敗ってあまりいいイメージないですよね。

本書では、

きちんと「評価」され「信頼」されるための

「失敗」後の立ち回り方について

「失敗学」という学問に基づいて述べられています。

この記事の内容

  • 人を動かすための「頭のいい説明」とは
  • 人を動かすための「説明力の上げ方」とは

それではさっそく本紹介に移っていきましょう!

失敗から学ぶために~失敗学とは~

本書では、「失敗学」という学問に基づいて

失敗後の立ち回り方を述べています。

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ほりごたつ
失敗学ってそもそも何?

 

って思いますよね。

まずは失敗学とはどのような学問かについて

本書の記述をもとに説明していきます。

失敗学とは失敗を蓄積する学問

本書では、失敗学について以下のように述べられています。

失敗学は、地球上のどこかで起こった事故や不祥事の情報を収集し、

なぜその事故が起こったのか、大きな事故の裏に隠された真の要因は何か、

繰り返さないためにはどうしたらいいのかを検証し、情報として蓄積する学問です。

工学では特に、わずかなミスが命取りになることも。

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知り合いの家庭がメッキ工場やってるから、話は聞くけど。。

 

わずか数ミリの違いや、わずか数ミリのズレなどで

最悪の場合には大きな事故につながったりします。

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ほりごたつ
それを繰り返さないために!

 

事故の裏に隠された真の要因を検証し、

「失敗」として蓄積する学問だそうです。

そもそも失敗とは

さて、「失敗学」が「失敗」を蓄積する学問、

というところまで分かったところで、

ふと浮かぶのが「そもそも蓄積するほど失敗ばかりなの?」という疑問。

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ほりごたつ
そんなに事故ばかりって、ダメなんじゃ・・・

 

と思ったりするかもしれませんが、そんなことはありません。

 

本書では、失敗について

クリエイティブに仕事をする上でさけられないもの

と述べています。

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クリエイティブ。。?

 

出荷後バグを数値化したことがあるSEの方ならわかるかもしれませんが、

出荷後に絶対バグ0件、と言い切れるシステムはどこにもありません

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テストを工夫すれば、その分本番での障害発生率は下がりはするけど・・・

 

それでも障害発生率が絶対0%、とは言えません。

ノウハウがない中新たに構築した仕組みならなおさらです。

 

新たな仕組み、新たな技術などに挑戦するクリエイティブな仕事の場合、

ミスや失敗はさけられないもの。

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ほりごたつ
だからこそ、原因分析と再発防止が重要なんだね。

 

失敗したくないのであれば、

ノウハウが確立された既存の方式で決まった通りにやるのが一番かもしれません。

しかし、特にSEなどは

新たな技術への挑戦が必要。

挑戦が必要な職業だからこそ、失敗を蓄積することが大切なんですね。

失敗から学ぶために~ミスや失敗を通して成功をつかみとるには~

ここまで読んで

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じゃあやっぱり、SEとしては失敗はつきものだと思った方がいいのかな

だれしも、できれば失敗をせずに生きていきたいものですよね。

それでも失敗してしまったとき、

どんな行動をとるとより成功に近づくのでしょうか。

本書では、以下4点がポイントだと言います。

ミスや失敗を通して成功をつかみとれる人

・ミスや失敗に対する最初の行動が的確

・ミスや失敗から立ち直るのがうまい

・ミスや失敗を、経験として蓄積できる

・ミスや失敗から、成功する仕組みを作れる

それでは順にその内容を順にみていきましょう。

失敗から学ぶポイント1.失敗した後の最初の行動

最初の行動が的確、とはどういうことでしょうか。

例えば、SEの方なら自分が携わった案件で本番障害が発覚したとしましょう。

そんなとき、どういう行動をとりますか?

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ほりごたつ
とりあえず急ぎで上司に報告したり、お客さんに報告する内容を整理したり、

結構慌てたり、ばたばたしたりする人が多いと思います。

しかし、その逆。

本書では、ミスや失敗をした後の最初の行動は以下3点だと述べられています。

ミスや失敗をした後の最初の行動

①落ち着く

②謝る

③再発防止の仕組みをつくる

まずは、謝るよりもなによりも

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ほりごたつ
落ち着くことが大切なんだ。。

失敗したときこそ、冷静になる必要があります。

冷静に考え、まず影響範囲を考えることが重要です。

本番障害の場合は、直属の上司、そして何よりもお客さんでしょうか。

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ほりごたつ
事実を上司に伝えるためにも、冷静さが必要だね!

報告した後は、「謝る」こと。

言い訳やなすりつけはもちろんNGです。

事実をそのままにお伝えした上で、誠実に謝ります。

失敗から学ぶポイント2.成功する仕組みをつくる

前述した「最初の行動」の最後に、

再発防止の仕組みをつくる」ことが挙げられています。

これがすなわち、成功の仕組みとなるのです。

 

よくある再発防止だと

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今回は初期化漏れが原因だから、
チーム内に周知し初期化の意識を徹底づける

と、「周知徹底」など人間の注意力に任せた内容だったりしますよね。

この「人間の注意に任せる」は「仕組み」とは言えない、といいます。

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初期化漏れが原因だから、今後はテスト工程前に
プログラムに追加した変数を洗い出して初期化確認するツールを導入する

など、「失敗したくてもできない」仕組みをつくることが大切。

この仕組みをつくれる人が「失敗から成功をつかみ取れる人」だそうです。

失敗に理由はあるが成功に理由はない

最後に、本書を読んでいちばん心に残ったところをお伝えします。

それは、「失敗に理由はあるが成功に理由はない」ということ。

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なんか理由はよくわからないけど、なぜか動いた

なんて経験ありませんか?

このように、成功には理由がなく、たまたま成功するケースだってあるといいます。

 

それに対して、失敗には理由があるもの

逆に言えば、

「絶対成功することはできないけど、失敗しないようにはできる」

ということです。

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失敗しないようにはできる、か。。

「ミスや失敗から成功をつかみ取れる人」のポイントをもう一度思い出してみましょう。

ミスや失敗を通して成功をつかみとれる人

・ミスや失敗に対する最初の行動が的確

・ミスや失敗から立ち直るのがうまい

・ミスや失敗を、経験として蓄積できる

・ミスや失敗から、成功する仕組みを作れる

これの2つ目と3つ目について説明していなかったのですが、

この2点がどうしてポイントとなるのか、

それは「失敗に理由はあるが成功に理由はない」というところにあります。

失敗から学ぶポイント3.立ち直る

どうして「立ち直ること」が大切なのでしょうか。

たとえば、

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失敗してしまったから、もうやらない方がいいかも

と、失敗から立ち直れないと

それをバネに成功するチャンスまでも逃してしまうからです。

前述した通り、失敗は

クリエイティブに仕事をする上でさけられないもの。

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ほりごたつ
失敗から立ち直ることも、成功の秘訣なんだね!

失敗から立ち直らなければ、

その先で「失敗しないように」進め、

最終的に「成功をつかみ取る」ということが

できなくなってしまいます。

失敗から学ぶポイント4.経験として蓄積

これがまさしく「失敗学」の考え方ですね。

なぜその事象が起こってしまったのか原因を分析し、

失敗として蓄積する。

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ほりごたつ
蓄積することで、「失敗しないようにする」ことにつながる!

本書では、この「蓄積」について

失敗をデータベース化して共有した結果

失敗が少なくなった企業の例なども出して説明されていました。

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ほりごたつ
個人の経験として蓄積することも大切だけど、
チームの経験として蓄積できるともっとイイネ!

 

いかがだったでしょうか?

失敗を蓄積し、再発防止の仕組みを考え、

「失敗しないように」進めていくこと。

これが成功につながるんですね!

 

本書では再発防止の仕組みを考えるための分析方法などにも

例を挙げながら説明しており、

明日から仕事で使ってみたい内容がいっぱいでした!

失敗が多い人間でも、前向きに成功に向かって歩んでいきたいですね!

私が仕事で失敗した記事はコチラ

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