みなさんこんにちは。文系女子SEのほりごたつ(@horigotatsuSE)です。
と疑問に思ったりしませんか?
私自身SIerに勤務しているSEですが、
イメージとしてはSEの仕事の中にプログラマーの仕事が含まれる感じになります。
この記事の信頼性
私は文系未経験ながらSEになり、
現在では開発責任者も任されています。
今回はSEの1人として、プログラマーとの違いを現場目線でお伝えできればと思います。
SEとプログラマーの仕事の違い
まず、SEとプログラマーの仕事について違うポイントを挙げていきます。
SEとプログラマーの仕事で違うポイント1.範囲
SEの仕事とプログラマーの仕事で一番違う点はその「範囲」です。
以下に図にしました。
オレンジ色の部分がシステムエンジニアの仕事、水色の部分がプログラマーの仕事です。
赤色の矢印の向きに下流にいくと思ってみてもらえればと思います。
そう、より上流だったり、案件の管理だったり、
もしくは案件をとってくるための提案をしたり。
そういったところまで含めてやるのがSEの仕事です。
仕事終わった~
1週間くらいずっと憂鬱だった対応提案の打ち合わせも無事終わって、開発着手できそう😊
よかった~😊とはいえ今月中にカタをつけないといけない案件が他に2つ、それ以外にも案件初動の調整系が必要な案件2つほどあるからまだまだ気が抜けない。。
明日がイブだとかは忘れて頑張ろう笑— ほりごたつ@文系女子SE×ブログ (@horigotatsuSE) December 23, 2019
まとめると以下の通り。
SEとプログラマーの仕事
システムエンジニアの仕事:開発案件の遂行
→ そのための管理や、案件化するための改善提案などもやる
プログラマーの仕事 :開発
→ 基本は設計書を元にプログラミングする仕事。付随して担当プログラムのテストをやることもある。
SEとプログラマーの仕事で違うポイント2.年次が上がるごとのキャリア
次に、年次が上がるごとのキャリアの違いが挙げられます。
6年目のシステムエンジニアですが、
ありがたいことにある程度認められてステップアップしてきました。
ここまでの6年間と、一般的なプログラマーの6年を比較してみます。
そう。プログラマーでもシステムエンジニアでも、
入社してからの数年はプログラミングを通して成長していく段階。
ここではあまり差は出ません。
3年目で、私自身は案件を1つお客様とやりとりしながら進める経験ができました。
一方、プログラマーの場合は3年目を過ぎると、若手に教えながら技術を磨いていく段階に入ります。
私は元々、改善提案などをやりたい人だったのでSE向きだったのかもしれません。
本当にプログラミングだけをやっていきたい人はプログラマー向きだと思います。
SEとプログラマーの給料や待遇の違い
さて、続いて待遇の違いを説明していきます。
SEとプログラマーの特徴1.給料
気になる年収ですが、それぞれ以下の通りです。
システムエンジニア → 550万程度
プログラマー → 450万程度
※厚生労働省のデータを元にざっくり出したものです
年齢別にみるとこんな感じ。
自分や周りの年収を聞いた感じ、だいたいざっくりこんな感じで推移している気がします。
※プログラマーの年収は厚生労働省のデータを元にざっくり並べたものです。
そう。
やってる内容もあまり変わらないですし、お互いプログラミングという点でもまだまだ新人同然なので
そこまで年収にも差はありません。
SEで多くの人が管理職や役職付になる30代後半くらいになると
平均年収レベルの差が表れてくるわけですね。
SEとプログラマーの特徴2.ルーティンなど
1日の過ごし方も気になるところかと思います。
まずはプログラマーの1日から。
入社1年目~3年目くらいまでは前述の通り、SEもプログラマーもあまり変わらないので、
実質プログラマーの1日と言えるでしょう。
09:00 出社:レビュー指摘など返ってきていないかメールを確認。
09:30 作業:ひたすら既存のプログラムコードを読み解き、今回の案件に沿った内容にするためにどうプログラムを修正したらいいか考える
12:00 昼食:同僚と一緒に社食
13:00 作業:修正できたが、コンパイルが通らず(機械に認識されるプログラムになっておらず)、何が悪いのか必死に悩む
16:00 休憩:コンパイルに悩みすぎたので気分転換にコンビニへ。お菓子を買う。
16:10 作業:やっぱりコンパイルが通らない
17:45 作業:やっとコンパイルが通る。上司にレビュー(内容確認)依頼のメール提出。
18:00 報告:今日の進み具合などを軽く口頭で報告して帰宅。
まあそれは入社1年目なのでご愛嬌ですね。。
続いて今の1日。
09:00 出社:メールを確認
09:30 作業:先日納品を迎えたA案件の決済事務を行う
10:00 確認:後輩やSES企業の社員さんからB案件のプログラムの確認依頼が飛んでくるので確認。指摘を返す。
11:00 確認:今度はC案件で確認依頼が。頭を切り替えて確認する。
12:00 昼食:同期と社食
13:00 調査:トラブルが発生したらしく調査依頼が。確認依頼は後回しで調査。
16:00 確認:やっと調査が片付いたのでC案件の確認を続行。
17:00 見積:と思ったらD案件が立ち上がるという連絡がきて至急見積をすることに。
18:00 休憩:今日も残業なので諦めてお菓子を買う。
20:00 作業:見積を上司にレビュー依頼。OKが出る。
21:00 退社:C案件の確認がやっと終わって退社
そう。最近は若手の作ったプログラムを確認したりすることも増えてきました。
SEとプログラマーはそれぞれ違うのでなりたい姿をイメージすべし
いかがだったでしょうか。
SEとプログラマーは似ているように見えて若干違います。
将来のキャリアとしてどう歩んでいきたいのか。
最終的に提案をしたりしたいのか、それとも技術を追究したいのか。
そんなイメージを持つことが大切ですね。
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