みなさんこんにちは。文系女子SEのほりごたつ(@horigotatsuSE)です。
みなさんはプロジェクトマネージャ、と聞いてピンとくるしょうか?
情報処理技術者試験でもあるよね!
そう、国家資格としても設けられているのですが、
厳密には資格保有している人のことではなく、
その名の通りプロジェクトの遂行に責任を持つ人のことを指します。
というアナタに向けて
今回はプロジェクトマネージャにはどうやってなるのか、
を考えてみた内容をお伝えしたいと思います。
プロジェクトマネージャー(PM)とは
まず、そもそも私は厳密にはプロジェクトマネージャーではありません。
と思うかもしれませんが、
多分仕事の内容は結構PMに近い!
と思っています。
ではなぜ私はプロジェクトマネージャーではないのか、
そもそもプロジェクトマネージャーとはどんな仕事なのか、
をお伝えしていきますね。
私の現在の仕事内容
私の現在の仕事はこんな感じです。
ほりごたつの仕事内容
①契約の受注・調整
→お客さまとの案件キックオフに参加します。
→見積を作成して契約を受注、社内プロジェクトの立ち上げなどの事務手続きを行います。
②要員の計画・アサイン
→内容や難易度、スケジュールやチームメンバのスキルマップなどから「誰に主担当(窓口)をお願いするか」「メンバは誰をつけるか」などを考えます。
③案件の推進
→今度はチームメンバ向けにキックオフを行います。
④案件のサポート
→設計書のレビューやプログラムのレビューをしたり、スケジュールや要員によっては私がプログラム組んだりテストケース作ったりもします。笑
⑤案件の管理
→進捗を管理します。(何らかの確認や資料更新をするというより、チームを見てればわかりますが)
→案件に使われた工数(=お金)を計算し、見積に対して赤字にならないように見守ります。
設計書をゴリゴリ書いたり、プログラムをガリガリ組んだりは
今はあまりしていません。
それよりは
お客さまとスケジュールや金額を調整したり
内容のレビューをしたり
進捗や工数を見守ったり
ということをしながらチーム全体の案件を見渡しているイメージです。
もちろん案件が炎上しそうになったりスケジュールがキツくなったら
自分でプログラム組んだり設計書作ったりもしますが。笑
(私がやると私の成果物を見る人がいなくなるので極力やめたい)
こんな感じでうすーく案件に携わりながらチーム全体の案件を見守るよ!
どちらかというとプロジェクトマネージャーぽい感じ、
というのがなんとなく伝わるかと思います。
ではなぜ私はプロジェクトマネージャーではないのか。
私自身の立場は
「開発責任者」だと思っています。
カッコよく言うとプロジェクトリーダー的な?
そしてそれは
「プロジェクトマネージャー(PM)」とは違う、と考えています。
開発責任者とプロジェクトマネージャーの違い
開発責任者
→開発を円滑に進行させるための指示出しが主
プロジェクトマネージャー
→プロジェクトを円滑に進行させるための「マネジメント」が主
このように、
プロジェクトマネージャーは「マネジメント」が主だと思っています。
それに対して私は開発を無事着地させることが主
ではプロジェクトマネージャーの仕事との最たる違いを
次に説明していきます。
プロジェクトマネージャー(PM)の仕事
これが良く言われているプロジェクトマネージャーの仕事です。
プロジェクトマネージャーの仕事内容
①開発計画を立てる
→ユーザーの要望をヒアリングし、どのようなITシステムを開発するか決定します。
→規模や予算、スケジュールについても決定し、必要な人員や工数を明確化します。
②要員の計画・アサイン
③案件の推進
⑤案件の管理
→開発責任者と同様。ただし開発責任者の仕事の④案件のサポート側面は薄くなる
どちらかというと、
私がお客様から案件を受注する前段階を管理している人が
プロジェクトマネージャー(PM)というイメージです。
お客様にとっては、
我々SIerが無事に開発を遂行し、着地させるところまで含めて「プロジェクト」です。
そのプロジェクトを管理する人が
プロジェクトマネージャー(PM)だと考えます。
私は今のSIerに属している限りPMにはならないのでは?と思ってるよ!
プロジェクトマネージャ-(PM)にはどうやってなるのか
さて、ここまで述べてきた通り、
プロジェクトマネージャーはお客さま側のお話しなので
私がどうこう言えるものではありません。
ただ一つ言えるのは
SIerで開発責任者になる人とプロジェクトマネージャーになる人には
どちらにも必要な力がある
ということ。
私が思う開発責任者に必要な力は以下の通りです。
これだと開発責任者は務まらない
①計画が立てられない
→「これが分からないと無理!」などと細かく見すぎるあまり、前提を置いて計画を立てることができない
②チームメンバのことが見えていない
→進捗率や工数など、数字を拾うのは大切だけどそれだけでは見えないものがある
③気配りができない
→②と同じだけど、メンバへの気配りができないと”チーム”は作れない
こうした
メンバやチーム全体を見渡せる周辺視野、
そして気配りがないといけないのは
プロジェクトマネージャー(PM)でも同じだと思っています。
私が思う「管理」や「マネジメント」は
気配りのこと!
数字をいくら眺めても、
そこに現れないメンバのストレスや歪みってありますよね?
みたいなちょっとした人間関係で
プロジェクトが上手く回らない経験、ありませんか?
チームも案件も、人の集まりでできているんですよね。
それをうまくならして遂行すること、
そのための周辺視野とやさしさを持ち合わせた「気配り」
これがないと開発責任者もプロジェクトマネージャー(PM)もなれないと思います。
逆に言うと
こういった周辺視野や気配りに長けた人は
今の仕事を一生懸命こなしているうちに
上司から大きな仕事を与えられて
いつの間にかプロジェクトマネージャー(PM)になってる可能性大です。
ちなみに開発責任者だなんだと言っている私ですが、
特に秀でた開発力があるわけでもありません。
過去の記事にも書いていますが、いろいろな失敗もしているし、基本ポンコツです。
でも人の感情やチームの雰囲気には人一倍敏感。
だからなんとかなっているのかなぁとボンヤリ思っている今日この頃です。
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