みなさんこんにちは。文系女子SEのほりごたつ(@horigotatsuSE)です。
と疑問に思ったりしませんか?
私自身SIerに勤務しているSEですが、大学時代は文学部にいたド文系。
文系だからと職種を最初から諦めるのは勿体ないです。
この記事の信頼性
私は文系未経験ながらSEになり、
現在では開発責任者も任されています。
今回はその経験を元に、文系から開発職になり、さらに開発責任者を任されるようになるまでの経緯をお伝えします。
文系から開発職に就いた経験談
それではさっそく、文系から開発職に就いた私自身の経験談をお伝えしていきます。
私自身のざっくりとした経歴は以下の通りです。
文系から開発職への道
大学2年:ダンスきっかけで音楽編集を始める。その後動画編集にも手を出す。
大学3年:日本語学ゼミに身を置き、就活に向け出版系を主軸に企業研究。
大学4年:自分の軸を「ものづくり」に置いて就活。SIerに内定貰う。
それぞれ詳しく見ていきますね。
開発職を目指すきっかけ1.音楽編集
というと開発職の人に怒られそうですが、
「目指せるかも」という謎の希望を抱く初めの1歩は音楽編集でした。
大学2年の夏、自分たちが中心となってサークルを運営しなくてはならない時期を迎えました。
踊る曲も振り付けも自分たちで決め、
もし曲が長い場合は自分たちで曲を編集しなければいけないのにも関わらず・・・
同期に音楽編集できる人がいなかったのです。
そこで、
程度の軽い気持ちで音楽編集を始めました。
とはいえ同期も私が音楽編集を勉強したてだからと手を抜きません。
などの期待に応えるうちに、
マルチトラックで編集できるフリーソフトを入手し
イコライザの調整にもこだわり始めるように。
この音楽編集をきっかけに、のちに開発職を目指すきっかけとなる
こんな考えに巡り合いました。
・未知の分野でも努力次第で頼られる存在になれること
・自分は意外とこだわりが強く職人向きだということ
とても甘い考えですが、私にとっては1つのターニングポイントでした。
開発職への道2.ものづくりを軸に視野を広げる
大学3年になると、日本語学ゼミに身を置きました。
音楽編集のきっかけから、モノづくりに向いているかも、と思い始めていたので、
就活に向けては文系を活かせる出版業界を中心に見ていましたね。
とはいえ出版業界というと数も限られていたり、
何十年先の出版物がどうなってるかがあまり見えなかったり(電子化しそうだし)したので
出版業界を見つつも、自分の職人気質を活かせるような「ものづくり」業界を広く眺めていました。
開発職への道3.SE業界について調べる
そうして「ものづくり」業界を眺める中でSE職に出会いました。
未知のものに対するチャレンジ精神をここでも発揮。
SE業界の資格でいちばん難易度が低そうなITパスポートに目を付け、
ちんぷんかんぷんながらも勉強しました。
知らない内容はもちろん多かったのですが、
単純に知らないことを知るのが面白いなぁと思っているうちにITパスポートを取得。
・案外文系でも勉強すればなんとかなること
・SEの仕事の流れや業界が私に合っているかもしれないこと
ここで「ベンダ側で提案とかしてみたいなぁ」とぼんやり思うように。
自分の職人気質を活かせそうなのと、
どんどんシステム化が進む世の中で、システム化の提案で誰かの役に立てるなんてステキじゃないか!
と。またもや単純な考えですが、そう思うようになりました。
そしてITパスポートの知識を活かしてSIerを中心に就活を進め、(出版とかも見てたけど)
大学4年の春にはSIerに内定を貰いました。
文系の私が開発責任者になるまで
こうして開発職に就職した私ですが、
今のような立場にたどり着くまでには大きな壁がいくつかありました。
文系が開発責任者になるまで
1年目~2年目:プログラムが何も分からないうえ、失敗ばかりで自信喪失。未来は何も見えない。
3年目 :案件を1つ任されて、イメージを膨らませることの大切さと遂行の難しさを知る。
5年目 :やっと仕事が楽しくなってくる。元々抱いていた「提案」の夢も叶える。
それぞれ詳しく見ていきますね。
開発責任者への道1.なんとか周りに迷惑かけないレベルを目指す
最初の1~2年目は本当にお荷物状態でした。
就活中は提案をしたい!などと意気込んでいたものの、
入社前教育でプログラミング言語に触れる中で自分のダメさを思い知り・・・
働くだけで精いっぱいだろうと自分の能力を見限っていました。
とはいえ技術力を身につけたい気持ちはギリギリあったので、
なんとか自力でできるようになろう!と
残業してまでプログラムを読み解こうとしたことも・・・
そして自力でやろう!という精神が空回りして
自分で突っ走った挙句やってはいけないことをしてしまいあわや本番障害、という大きなミスをしたこともありました。
頑張ろうと思っても失敗ばかり。頑張らなければただのお荷物。
そんな状態でどんどん自信喪失していきました。
この頃は責任者に成長するような未来なんて全く見えず、
なんとか最低ラインの技術力だけはつけてお荷物にならないようにしたいなぁとボンヤリ思っていた程度。
開発責任者への道2.自分1人でできるレベルを目指す
ギリギリあった「技術力を身につけたい」精神が少しずつ私を成長させてくれたのか
1年目~2年目の2年近くをかけてようやく最低ラインができるようになっていきました。
そして3年目の夏に大きなチャンスが訪れます。
しかしこれがまた新設のやや難易度の高い内容。
特に案件初動ではとんでもない負のスパイラルに突入し、途方にくれましたね。
案件初動は「概算」見積だったり「ざっくり」これくらい、という考え方が必要なのですが、
概算のしかたが分かっていなかったんですね。
この案件は初動だけではなく、実際のプログラミング工程では下に3人つけてそのレビューをしたり、
試練ポイントが多くてかなり大変でした。。
今まででいちばんキツかったのは
はじめて案件を頭から担当した入社3年目😅✅当然はじめての見積
✅開発内容は新設バッチ
✅しかも100万件のDB更新
✅配下にはじめてメンバつく(しかも3人)結構毎日おなか痛かったな。笑
でもこれを乗り越えたからこそ今の私がある🍀
経験は大きな糧になる😀— ほりごたつ@文系女子SE×ブログ (@horigotatsuSE) January 16, 2020
こんなツイートを残したレベルで大変だったのですが、
ツイート内容にある通り、この「1人で案件を回す」という経験を1度やりきれたことで
その後の案件では「概算」という考え方を活かしながら、
どんどんラクに案件を回せるようになっていきました。
開発責任者への道3.もともとの夢「提案」を
そして入社5年目に入る頃には3案件ほどを同時に回せるようになっていました。
このあたりになると、どんどん「責任者」のような立ち回りとなり、
自然とチーム全体を見渡したり、自分なりの+αの付加価値を考えるようになりました。
開発責任者となることに。
(なので引き抜かれて大出世!という感じではないです・・・)
開発責任者になると、チーム全体の仕事量を常に意識する必要があります。
ある程度は仕方ないですが、複数案件のピークが重なるような事態を避けるために調整したり、
あるいは仕事がなければ提案などをして仕事を取ってくるために動いたり。
就活当初に「なんとなく提案とかして役に立ちたいなぁ」と思っていたことが、
最近になってようやく達成できつつあります。
文系でも開発職は可能!
今回は文系から開発職に就いた私の経験談と、
開発職に就くだけでなく、その後開発責任者として活躍できるようになるまでの経験談をお伝えしました。
もちろん知らない領域に対して勉強したりと苦しい思いはたくさんしますが、
文系だからと諦めたりする必要は一切ありません。
文系だからと劣等感を感じることなどないので、どんどん未知の領域にチャレンジしてほしいと思います。
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