みなさんこんにちは。文系女子SEのほりごたつ(@horigotatsuSE)です。
今回紹介する1冊はコチラ。
ブロガーのみなさんは、ネタをどう決めていますか?
記事が多くなってくると、ネタも尽きてきますよね。
かく言う私も早くもネタ切れ気味。。笑
今回は、そんなネタに悩むブロガーのアナタや、
SNSなどで発信しているアナタにこそ読んでもらいたい
「何を書くか」「どう書くか」について書かれた本をご紹介します!
なにを書くか
まず、本書で述べられている「何を書くか」について
簡単にまとめてみます。
文書と文章は違う
というと、「どういうこと?」と思う方もいるかもしれません。
世には多くの「文章術」に関する本が出回っていますよね。
メールを短く的確に伝えるための書き方とか。。
そういった「文章術」に書かれているものと、
本書で「書く」と言っているものは違うと言います。
レポート、論文、メール、報告書、企画書。
先にも述べたが、これらは「問題解決」のためであったり「目的解決」のためであったりする書類だ。
(中略)
それらは文章というより、業務用の「文書」というべきものではないだろうか。
しかし、いまネット上にあふれているのは「文章」のほうだ。
書きたい人がいて、読みたい人がいる(かもしれない)、それが「文章」なのである。
たとえば、
いずれにせよコンプラ的にSNSには載せられなさそうだけど。。笑
「文章術」なる本の中には、「上司の立場になって考える 読みたくなる報告書」などというとんでもないでたらめが書いてあるものもある。報告書になにが書いてあろうが、上司だって読みたくない。そういう「文書」を人が書くのも読むのも、給料をもらうためである。では、ブログ、コラム、書評、映画評、近況報告、時事問題への言及、FacebookやTwitterへの投稿などなど……ネットを開けば目に入る「文章」の正体はなんだろうか。
随筆とは
というと、「随筆って何?」と思う方もいるかもしれません。
学生の頃に教科書に載ってた記憶はあるけど。。
本書では、随筆について以下のように述べられています。
辞書で「随筆」の項を引けば、【思うがままに筆に任せて書いた文章】などという説明が載っている。
筆に任せる。どんな便利な筆だろうか。どこで売っているのだろうか。ぜひ購入したい。
わたしが随筆を定義すると、こうなる。
「事象と心象が交わるところに生まれる文章」
やっぱり読んでて楽しいですよね。笑
しかし大事な部分がありました。
事象と心象が交わるところに生まれる文章。
どういうことなのか見ていきましょう。
このセリフだけだと単なる「事象」ですよね。
このように「ツラい」や「やりがいがある」などの「心象」が合わさると
それが「随筆」と言えるのです。
ここまでをまとめると、以下のようになります。
何が書かれているか
①ブログやSNSなど世の中に多く出回っているもの
→随筆
②随筆とは
→事象と心象が交わるところに生まれる文章
ここまでの内容は、あくまでも
「世の中に出回っている」ものがどんな内容であるか、
ということに過ぎません。
でも逆に、多くの人がそれを伝えたい、書きたい、と思っているんだね。
そして同時に
「事象と心象が交わるところに生まれる文章」が「読まれる」もの
と言えるのだと思います。
誰かがTwitterで「面白い」と言っていた映画を見たくなったり。
本当に面白かったからほかの人にも教えたくなったり。
確かに!
事象と心象が交わるところに人も交わる、と本書を読んで感じましたね。(心象)
どう書くか
次に、本書で述べられている「どう書くか」について
簡単にまとめてみます。
調べる
本書では、「調べる」ことの重要性について述べています。
たとえば、テレビ番組で参考になるのは『NHKスペシャル』だ。
あの番組では、徹底して調べた事実、そしていままで明らかになっていなかった新事実が提示され、作り手の主義主張を言葉にすることはない。
ファクトを並べることで、番組を見た人が考える主体になれる。
調べたことを並べれば、読む人が主役になれる。
さっきの「心象」の話と逆な気が。。
と思うかもしれませんが、
あくまでもポイントは「事象と心象が交わるところに生まれる文章」であって
「心象」だけではありません。
たとえば、
私マヨネーズが嫌いで~
戦隊シリーズが好きで~
など
「心象」が並べられてばかりのブログがあったとしたらどう思うでしょうか。
ふーん、って感じかな(冷)
そう、多くの人は興味を持たないんですよね。
だからこそ
徹底的に「調べる」ということが必要、と本書では述べられています。
ここまでをふまえて、
本書では「何を書くか」「どう書くか」を以下のようにまとめています。
事象に出会ったとき、
そのことについてしっかり調べて、
愛と経緯の心象を抱けたならば、
過程もふくめ、自分に向けて書けばいい。
まとめ:自分に向けて書く
先ほどまとめた通り、「自分に向けて」が最後で最大のポイントになります。
自分に向けて、か。。
ブログをやっている人、SNSで発信している人は
「ターゲットを絞れ」とよく言われますよね。
しかし本書では「絞らなくていい」と述べています。
「ターゲット」という言葉の下品さといったら相当なものだ。
だいたい、「ターゲット」とはなんだ。射撃と文章を間違えてはいけない。
(中略)
読み手など想定して書かなくていい。
その文章を最初に読むのは、間違いなく自分だ。
自分で読んでおもしろくなければ、書くこと自体が無駄になる。
これこそがこの本のタイトルでもある
「読みたいことを、書けばいい」につながるポイントです。
他人が読んでおもしろいと感じるかはわからない。
ですが、
「自分で読んでおもしろい」ものは「他人が読んでもおもしろい」
ということを、この本自体が語っているように感じました。
というのも、
各所に引用している部分で感じた方もいるかもしれませんが、
本書は書きっぷりや内容が自由で読んでておもしろいんですよね。
大切なことは文字が少ないことである。
本書は、できるだけ文字を少なくし、無駄な記述を徹底的に排除したつくりになっている。
この大切なことを、わたしは近所のコンビニに出かけた際に財布を忘れて取りに帰る途中で、スマホに「無駄な記述を少なくすることが大切」とメモしておいた。
財布は玄関の下駄箱の上にあった。よかった。
財布は1年前に買った新品で、ファスナーで閉じる細長タイプのものだ。
いずれにせよ無駄な記述が多い本と文字が多い本は読みたくないと思われてしまう。
いや、無駄な記述だらけ。。!笑
一般的に言われている「掟」のようなものとは
真逆の内容が述べられていたりしますが、
「おもしろい」文章とはなにか、ということを
この本から体得できる気がします。
皆さんもぜひ読んでみてください!
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